顧問からのご挨拶

東洋はり医学会  会員の皆様へ

この度当会の顧問になりました、熊谷淳一と申します。
遅ればせながら会員の皆様にご挨拶させていただきます。

東洋はり医学会とのご縁は、2013年に当会のある会員さんのホームページを作成させていただいたのが最初で、2015年の経絡大の外部講師として登壇いたしました。さらに2016年秋には当会のホームページも制作させていただきました。

私の仕事は集客や売り上げアップのためのマーケティング戦略やブランド戦略に基づいた経営のアドバイスなどを行うことです。

グラフィックデザイナーでもあり、企業や個人事業者のホームページや販売促進のための広告、パンフレットなどのデザイン制作を30年以上行ってきて、デザインを活用した経営コンサルティングという仕事をしております。

わかりやすく言えば、
マーケティングとデザインの専門知識を使って、集客や売り上げを上げたり、ブランディングを行い、イメージアップさせてお客様に満足していただけるしくみを作る仕事。
と思っていただければと思います。

また、10年以上前から中小企業の経営コンサルティングや、自治体主催の経営者向けのセミナー講師や経営相談のアドバイザー、起業家の独立支援などを務めてまいりました。

さらにご興味やお時間のある方はこちらから私のプロフィールをご覧いただければと思います。

顧問の二つの役目

私の主な仕事は二つあります。簡単にご説明いたします。

1 会員の治療院の経営をサポートすること

いかに高い技術を身につけても、それだけでは患者様は来てくれないのが現実です。整体やマッサージ、カイロ、整形外科などと比較して、治療費も比較的高く、イメージも古臭い、鍼は痛そう、などという誤解も少なからずあり、まだまだメジャーではないようです。
「鍼灸だけでは食えない」という言葉もよく聞かれます。

かたや「鍼灸だけでも高収入」の会員も存在しているのは事実です。その違いは一体何でしょうか?
それは、鍼灸師であると同時に経営者であるという「意識」を持っているかいないか、の違いです。

では、経営者の意識とは?そもそも経営って何?
そのようなことを詳しくお話しして、意識を変えていくところから、具体的に何をどうすれば新規患者がたくさん来てくれるのか、リピートしていただけるのか、口コミで紹介患者が増えるのか、遠くから通ってくれるようになるのか、などのアドバイスをさせていただきます。

毎月4名限定で、本部会員・支部会員に対して対面、またはお電話やスカイプなどで経営の無料相談をさせていただきます。
詳細やお申込みはにつきましては、鍼灸治療院の集患相談【無料】をご覧ください。

脉診流経絡治療の古典をしっかり学び、さらには現代的なメソッドできっちり利益を上げて治療院経営できる鍼灸師を育てる。
鍼の技術を研鑽するだけではなく、治療院の経営までフォローするような学術団体は東洋はり医学会だけです。

2 当会の会員を増やすこと

会員を増やしていくことは、脉診流経絡治療を世の中に広める事に他なりません。
会員を増やす、と一言で言っても、そのためにしなくてはならないことがたくさんあります。

●入会の勧誘という直接的なアプローチ

これまでは既存会員からの紹介が多く、積極的に広報活動はしてこなかったようですが、これからは広く当会を知らしめる必用があると考えます。

●入会したい、と思っていただける環境づくり

当会の価値を正しく伝えること、そして良いイメージを持ってもらうことが必要です。
良いイメージとは目に見えるホームページやパンフレットなどのデザインだけではありません。会員に対する丁寧な対応や誠実な姿勢など、運営管理の質も重要です。

●組織体制づくり

当会の組織はすでに50年以上たち、会員の年齢も様々です。規模も大きくなり、旧態依然とした部分も少なからず見うけられます。会員の数を増やすことも大切ですが、それ以上に退会する人を減らすことの方が重要だと思います。何十年も会員を続けていらっしゃる方も大勢いますが、残念ながら退会してしまう方も最近多くなってきているとお聞きします。
なぜ、退会してしまうのか、その原因を探り、会員の皆様に気持ちよく技術の研鑽に励んでいただける環境づくりをしていく必要があります。

これらのことを実行するためには組織の体制づくりや、それに伴うお金の管理など、様々なことを考え、実行していかなければなりません。
組織体制の面では、本部と支部の関係や、会員同士のコミュニケーションについて課題があると感じています。
先日の総会では「理事会で物事を決めている過程が全く見えない」というご不満の声も会員から上がっていました。
本部や理事会の情報発信が足りない面も確かにあると感じておりますので、そこを今後どのように情報伝達と情報発信していくか、なども考えていく必要があると思っています。

そして何をするにもお金が必要ですが、お金の使い方も今のままで良いのかどうか、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。無駄なコストはカットして、必要な部分にはお金を投資する。当会を運営していく上でも「経営」という意識が重要になります。

 

これらを実行するには、私一人では何もできません。ですから理事の皆さんや会員の皆さんのご理解、ご協力が是非とも必要です。私は会員のみなさんの声を吸い上げ、理事の皆さんに対し、会員のためにベストな提案・提言を行って、会員にとって価値のある学会に変えていくのが役割だと思っています。そのための施策も検討してまいります。

会員の声に耳をかたむける仕組みも今までありませんでしたので、それも作りたいと考えています。皆さんのご要望、ご不満、アイデア、ご意見などを寄せていただきたいと思います。

私はこの会の会員のため、そして会員の向こう側にいる患者様のために精一杯自分の力を注ぐ所存でございます。

この素晴らしい会をますます発展させるべく、そして2019年の60周年は今よりもっと素晴らしい会になりますように、頑張っていきたいと思っております。
何卒、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

株式会社ノイエ  代表取締役 熊谷淳一