令和元年度 一般社団法人東洋はり医学会 本部入会式報告

去る9月1日(第1日曜日)に、「令和元年度 本部入会式」が、東京都千代田区の日本教育会館8階第1会議室において、午前10時より開催されました。

令和元年という記念すべき本年度入会式は、本会の会歌をBGMに、華々しく第59期生となる21名と、本年度より新制度の3名の学生会員、計24名の、本部入会者が入場し、会場は暖かな拍手に包まれました。

本年も井森品川支部長のサポートの元、私(北村)が開会宣言をさせて頂き、入会式が始まりました。

 

初めに、全員で会歌を斉唱しました。

開会の辞では、江花由紀子副会長より、歓迎の言葉と、「みなさんは本会で勉強する決意を持って、今ここにいらっしゃる訳です。

これから長い時間勉強してゆく事になりますが、様々な選択を迫られます。悩める時は、先輩会員の話を聞いて、明日への希望に繋げて下さい。」と、述べられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、小野寺文子学術指導部員により、設立趣意書、並びに綱領が朗読されました。

谷内秀鳳会長による会長挨拶では、「第59期生となる皆さんは、法人化して2期目となります。また、本年度より、学生会員制度を開始し、学生会員は第1期生となります。今日入会された皆さんは、学校を卒業されて間もない方、接骨院等で務められている方、開業されている方と、様々だと思いますが、本会は発足以来、脉診流経絡治療はり専門家の育成と、この鍼灸術を普及啓蒙し伝承すると言う大きな目的を持って活動しております。また、本会の真髄として、片方刺しの相剋調整の本治法と、ナソ・ムノ治療を代表する標治法に加え、救急法・補助療法としての子午治療・奇経治療・刺絡治療がメインとなる治療です。これからの3年間でこれらの治療法をマスターして下さい。できなければそれは、皆さんの努力が足りないのです。ぜひ3年後には、一人前の経絡治療家として大成される様、頑張って下さい。また、我々の会は、海外に13もの支部があります。近い将来、この脉診流経絡治療を身に付けた指導者となり、海外でも活躍される事を願っています。

最後に、本会の未来像として、一般社団法人実践倫理宏正会の上廣榮治(うえひろ えいじ)先生の言葉を引用させて頂きます。『私は、この会の未来の姿を丘の上に立つ一本の大木としてイメージ致します。堂々として動かず、年輪を重ねる毎に、真っすぐに天に向かって伸びる。そして、大いなる木陰を広げ、そこに集う人達の幸せを願う。その大木は、どこからでも見え、それは道の印となる。』そう言う会に私はみなさんと共にしてゆきたいと思っております。

これから一緒に頑張ってまいりましょう」と、激励の言葉を述べられました。

続いて、中山貴史学術指導部部長による、受講心得では、本会員の一人として、節度ある姿勢で講習に臨んでほしいと話されました。

山田達也渋谷支部長による歓迎の辞では、「本会は、生活に困らず鍼で食べていける。即ち、患者さんを治していける技術があります。ですから、早いうちから出来ないとあきらめないで下さい。最後まであきらめず成りたい自分像に近づいてほしいと思います。これから一緒に頑張って勉強して行きましょう」と述べました。

入会の決意では、59期生を代表して、安田真由美さんが、「本会を知ったのは、盲学校3年の時でした。鍼灸院秀鳳で見学実習に参加し、そこで、初めて本会の治療法を知りました。来院されていた患者様が、『私は30年も通っています。お陰様で元気に働けられるんですよ』と、活き活きと話されていました。そうして、東洋はり医学会の治療法に、とても興味・関心を持ちました。国家試験に合格したばかりで、まだまだ未熟ですが、4月から本部聴講で参加させて頂きましたが、何より先生方が、電話やメールでとても親切に対応してくれたのがうれしく思いました。私も、東洋はり医学会の治療法を学んで、立派な鍼灸師になりたいと思っています。これからご指導のほど宜しくお願い致します」と話されました。

 

続いて、戸辺敦子総務部副部長、進行による、入会者の自己紹介では、様々な経緯を経て、

本会を知り、脉診流経絡治療を習得したいと言う熱い思いを、夢と希望を持って、入会者がそれぞれ話されました。

続いて、赤澤貴総務部部長、進行による役員紹介では、各役員の先生方が、本会を続けて行く為のコツ、脉診流経絡治療を習得する為のアドバイスや格言、自身の経験談などを話され、時には笑いもあり、会場は和やかな雰囲気となりました。

その後、松下弘陽普通部1年主任、進行による、普通部1年講師紹介と続き、

最後に、中村光男副会長による閉会の辞では、「皆さん緊張の中、大変だったと思います。この会の良い所は、気を扱う鍼灸術を一所懸命、皆で学んでいると言う事です。皆さんのやる気・本気はすぐに見抜かれます。どうか本気で講師に向かって行って3年間頑張って下さい」と、述べられ、入会式は滞りなく終了しました。

また、59期生に当会をご紹介いただいた会員の皆様、ご紹介くださり、ありがとうございました。

 

総務部 北村浩太郎

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