支部会報告 品川支部

こんにちは品川支部井森和男(54期)です。

いつも御指導ありがとうございます。

2月の支部会を報告させて頂きます。

会場は、渋谷区本町区民会館3階(和室)です。

当日は以下のスケジュールで行いました。

10時集合 会費支払い。

10時30分開始 
挨拶、趣意書、綱領音読、会務報告(経絡大、症例発表作成など)、雑談、実技打ち合わせ。

11時20分から
実技①
小里方式
主訴は寝つきが悪い。
脉状は浮やや数虚、証は腎脾相剋(右適応側)。

使用穴ー復溜、尺沢、太白。
陽経は左の飛陽に補法、左の豊隆の上辺に補中の瀉法(枯)。

標治法ー関元、中カンに施灸、下向きで両腎ユと命門と失眠(失眠のみ糸状灸)に施灸。

考察ー施術後は虚していたお腹がしまりました、又浮脉が少し中位に近づきました。

糸状灸を作る時、モグサを小さくしようとすると硬くなり熱くなってしまうので、軽く引っ張る様にしながら、整える感じでホワッと暖かくなるのを心掛けています(先輩に教わったのですが)。

  
12時20分から
昼休み(おしゃべり)。

13時40分から
3分間スピーチ 柿田さん(56期)

タイトルー節分→邪→実→旺気実の話。

考察ー節分に関してですが、寒いこの時期に追い出されて、鬼さんが不憫です。
鬼さんへ 
自分の借りている四畳半のアパートで良ければ、来て下さい。

13時50分から
実技②
今月は奇経灸のみでの施術をしてみました(前回は、本治法をして、その後奇経灸を行いました)。
模擬患者井森
主訴は空腹感が無い、又満腹感も無い。
脉状は浮やや数虚。
左臨泣(主穴)と右外関へ3ー2の奇経灸次に右陥谷(主穴)ー左合谷へ3ー2の奇経灸をしました。

施術後は虚脉に少し中身が出てきました、その日は手が暖かく、食事も美味しく、良く寝れました。

考察ーやはり本治法をした方が、効きが良い感じがしますし、効果が長続きする感じです。

次に背中に基本刺鍼ー補法と瀉法2本ずつ行いました。

考察ー瀉法時の下圧が、弱いと感じました、もう少ししっかり(一定の強さで)かけた方が、良いと感じました。

14時30分
実技③
小里方式
主訴ー忙しいので疲労感がある。
脉状は浮やや数虚。

両足の開き具合に左右差が有ります(左足が鋭角です)。

証は腎脾相剋(右適応側)。
使用穴は復溜、尺沢、太白へ補法。

陽経は膀胱経の左飛陽に補法と左豊隆の上辺に補中の瀉法(枯)を行いました。

標治法は関元と中カンに施灸しました、下向きになり左腎ユ辺りの赤黒い所を3点で囲んで施灸しました。

考察ー施術後はお腹が暖かくなりましたが硬い感じがしました、脾は虚ではなく実ではなかったかと思っています。

自分はこの会員の方をを施術する時に本証は腎虚が多いのですが、脾は虚では無く実かもしれません(今迄に脾を実と診た記憶は無いです)。

次回以降は脾実を頭に入れて、脾土経の変動や陰陵泉辺の硬結なども参考にしたいと思います。

15時45分終了。

◎実技に関しては、簡略的ですが、掲載させて頂きました。

実技①と③の方の証と使用穴は、同じになりました。

◎今年は、8月27日日曜日と28日月曜日に第24回経絡大の開催が予定されています。

すでに、昨年11月からズーム会議等で準備は、始まっていると伺っております。

各先生方の尽力により、開催される事に感謝します。

◎今回は、始めて和室での開催でしたが、やっぱり畳は、和みます
昼休みに寝っ転がれて良いですね。

◎次回(3月19日日曜日)は、練り灸(棒灸)を予定しています

◎コロナが終息する事を願っております。

最後迄、読んで頂きありがとうございました。
 
 
 
 
 
 

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