東洋はり医学会 長崎支部の紹介

「長崎支部のご紹介」

 

夏の陽気が満ち新緑が夏の始まりを告げる季節、いかがお過ごしでしょうか。

みなさまのご健勝をお喜びすると共に、東洋はり医学会長崎支部よりご挨拶申し上げます。
今回、東洋はり医学会本部ブログに初めての投稿ということで、私共長崎支部のご紹介をしておこうと思います。

長崎県は米軍基地がありここ数年有名になりました佐世保バーガーや、長崎新地中華街などのちゃんぽん、そして広く海に面して豊富な海の幸に恵まれた、和洋中が混合する食文化を持ち、ハウステンボスや赤レンガ教会群、自衛隊の施設など多様な見どころのある土地柄です。

私達が活動拠点としますそんな長崎県は、南に長崎市、北に佐世保市、西に西海市、東に大村市を置き、その中央に大村湾を構えるという地形上、人が集まろうとする際どこに中心を置いても移動距離に格差が生まれる、地理上の厄介な不利があります。

さらにはそれらの北西の平戸市、南東の島原市はより離れた位置取りとなり、極めつけは五島・壱岐・対馬などの離島を抱え、総人口数143万人前後で全都道府県中真ん中あたりの27位としながらも、離島にその人口の10分の1近くをもっていかれており、実質34~36位ぐらいの人口と言って良いと思います。当然と言いましょうか、その交通網は大村湾や海を隔てている関係上、移動時間・交通料金ともに良好とは言えないものであります。

さて、ここまでお話ししたところで問題です。平成29年7月現在、そのような地形的不利を抱えた長崎支部の会員数は減っているでしょうか?

答えはNOです。

高齢者やご病気など一身上の都合で退会される方はいるものの、いまだ増加傾向にあります。これは近隣の専門学校に対して入会案内のPRや支部ホームページのリニューアル、そして専門学校に講師出向するなど広報活動に尽力した成果です。

しかし、これらが功を奏していることにはひとつの理由があります。

それは前支部長・山下隆生先生をはじめとする古参の先生方が、一度は解散の危機に瀕しながらも、経絡大学技術講座や指導者講習会といった本部講習会に足しげく通い、「正しい学術」を今日まで伝えてきたという背景があるからこそ、今の長崎支部があります。

長崎支部は昭和53年に結成し、来年で発足40年となります。現在の支部では新しい若い役員の体制のもとで、経絡治療の伝承と研鑽に自信をもって取り組んでおり、長崎県近隣の鍼灸師の方に一人でも多く来会いただきたいと思っております。

一緒に経絡治療を学んでみませんか?

講習会詳細は下記の長崎支部ホームページにてご覧ください。東洋医学・鍼灸術の習得に意欲のある方のご連絡を、長崎支部一同心待ちにしております。

 

三代目長崎支部長 宮原政光

長崎支部HP http://natoyouhari.webcrow.jp